作成年度 | 1988年度 |
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論文名 | グースアスファルト舗装による鋼床版橋熱影響の計算法について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和63年度(共-11) |
発表会 | 昭和63年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和63年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1989/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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城ヶ端政次 | |
桜田昌之 | |
今野久志 |
抄録 |
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鋼床版橋の橋面舗装には、グースアスファルトが用いられる。しかし、近年舗設時のグースアスファルトの熱が、設計キャンバー以上の橋面沈下を引き起こすといわれている。これは、ウエブなどで拘束されているデッキプレートに、舗装熱応力、死荷重応力および製作架設応力の合計で塑性域に至る大きな圧縮応力が生じ、その後、冷えて部材長が短くなるからである。その結果、橋はたわんで、もとに戻ろうと引張残留応力が発生する。舗装熱の鋼床版への影響を調査・解析するため、札幌大橋において、熱応力の測定が行われた。本報告は、札幌大橋を対象として熱応力の数値解析の手法を示すものである。数値解析の一手法として、慣用計算法がすでに発表され、実測値と比較的よく一致した。しかし、デッキプレートと、ウエブや縦リブとの熱の伝達速度の違いによるピークのずれなど、細部にわたる条件が考慮できなかった。そこで、より正確に実測値を再現するため3次元モデルによる有限要素解析を行った。その結果、グースアスファルト熱応力の解析値と実測値は、慣用計算法で表せない細部まで、かなりの一致をみた。 |
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