国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 基線揚水機場における軟弱地盤改良工法について

作成年度 1988年度
論文名 基線揚水機場における軟弱地盤改良工法について
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(共-16)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
児玉正俊
臼井智行
青山光生
抄録
泥炭性軟弱地盤は、北海道に広く分布しており、工学的には盛土の沈下・側方移動・構造物の支持力不足・周辺地盤の変位・土留側圧の増加・受働土圧不足による土留の破壊等、種々の問題点を生ずる地盤特性を有する。該当地区は、札幌市北東40㎞に位置し、石狩平野北部中央に位置する。 土質構成は石狩川氾濫堆積物に相当するシルト、砂及び後背湿地堆積物である泥炭からなる軟弱地盤であり、支持層である砂礫層はGL-28m以深にある。今回基線揚水機場の事業実施にあたっては、施工規模及び掘削深度から土留の適否が工事におおきく左右するために土留工法の検討を行った結果、通常の鋼矢板工法では応力上問題が生じる事が判明した。従って、地盤改良と鋼矢板併用工法の検討を行った。 この方法により根入れ長も短くすることが出来、施工性経済性に優れる事と判明した。通常の地盤改良法には、サンドコンパクションパイル、生石灰パイル、プレロード工法、固結工法があげられるが、本工事のように深層部の限定改良でセン断強度を上げることの出来る固結工法を選定し、固結工法の中でも効果が確実で、経済性が高い、機械式深層混合処理工法(DJM工法)を選定した。深層混合処理工法の設計及び、施工について述べる。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.