国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 仏の沢覆道の計画について

作成年度 1988年度
論文名 仏の沢覆道の計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(道-9)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
手塚英二
落合誼一
伊山也義
抄録
一般国道39号は、旭川市を基点に、上川町・留辺蕊町・北見市・美幌町・女満別町などの市町を経て網走に至る延長217kmの路線である。本路線は、旭川と北見・網走生活圏とを最短距離で結び、産業・経済に重要な役割を果たすと同時に、大雪山国立公園・網走国定公園を通過し、沿線には、層雲峡・石北峠・温根湯温泉・網走湖等の観光地が連なるため、道東周遊観光ルートとして重要な位置付けをされる路線である。このうち層雲峡温泉付近の約12kmの区間は、柱状節理の岩盤が道路際までせまり、特異な景観をもたらし観光上のポイントとなっているが、その反面、落石、土石流等による交通障害の発生も多く、防災と観光の両立という困難な問題をかかえながらも、安全通行の確保を最優先として防災施設の整備を鋭意進行中である。仏の沢覆道は、層雲峡温泉街より北見方向へ約1.6kmの、朝陽山頂直下から流下する仏の沢との交点に計画された覆道であるが、その対象は通常の覆道の落石・雪崩とは異なる土石流であり、これを跨道流路橋により流下させようとする独特の形態のものである。本報告では、覆道の形式を決定するまでの過程および問題点とその対策について述べたものである。
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