国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 交通現象測定手法の開発について

作成年度 1988年度
論文名 交通現象測定手法の開発について
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(道-14)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
和田芳明
服部健作
門山保彦
抄録
道路整備の計画にあたり交通現象を把握することは、道路構造規格や付帯施設などを検討する資料のうちの一つとして必要欠くべからざる事項であるとともに、道路管理者が一般走行車両の速度などの交通現象を測ることは、道路利用者が快適な走行をしているか否かなどという道路のサービス水準の状況を知る上でも、重要なことである。交通工学用語辞典によると、交通現象は『交通路上を移動する人、または物(通常は車両)の時間的、空間的挙動』と解説されているが、一般には交通調査の項目である交通量・車両走行速度・車道上の車両通過位置や車種構成などの交通流の現象と考えることができる。交通現象の中の最重要項目である速度という概念の中で言う『速い』、『遅い』、『のろのろ』などという言葉は、ある基準と比較して感覚的に速度を表すものである。ここでいうある基準とは、その地点での制限速度であったり、自分で走行している速度であったりする。このような感覚的な速度を定量的に知る方法としては、まず、自動車のスピードメーターによるものが挙げられるが、ほかにもいろいろな種類の測定手法がある。当研究室でも、従来から各々の研究テーマのうちの交通現象調査についてはそれぞれの目的に応じ、各種の手法を用いて測定を行ってきた。本文は交通現象測定手法のうち、センサーワイヤー方式について、その測定精度、利便性、安全性などの面から検討し、発展させた測定機器を紹介することにより、今後、交通現象調査を行う際の一助とするものである。
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