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 白鳥大橋主塔基礎について-石炭灰スラリー築島中詰工事-

作成年度 1988年度
論文名 白鳥大橋主塔基礎について-石炭灰スラリー築島中詰工事-
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(橋-5)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
後藤浩之
三浦智
渡辺勲
抄録
白鳥大橋は、一般国道37号線が室蘭港を横断する位置に架設される、中央径間長720m、側径間長330mを有する橋長1380mの長大吊橋で有る。吊橋の主ケーブルを支える主塔には、膨大な鉛直反力が作用することになる為、基礎地盤及び基礎工法の選定には慎重な配慮が必要である。本橋の主塔基礎工法として、種々の工法について比較検討の結果、地中連続壁併用円形逆巻剛体基礎工法を採用するに至った。海上部で地中連続壁を施工するに当り、その施工ステージを構築する必要がある。従来、このような施工ステージの築造工法としては鋼矢板(或いは鋼管矢板)で締切を行い、中詰土としては砂又は土砂により埋立を行うのが一般的な手法であるが、本橋の主塔基礎施工箇所のような大水深(3Pで14m、4P17m)で尚かつ海底地盤に軟弱層を有する場合、土砂等で埋立を施工するような従来工法では、締切規模が余りにも大規模になり過ぎ現実的な工法となり得ない。このようなことから種々比較検討の結果、海上部の築島工法として海底部の軟弱層をサンドコンパクションパイルにより地盤改良を行い、その後締切施設として大口径の鋼管矢板を使用し、中詰土としては初めての試みとして石炭灰スラリーという材料を使用し海上部に大規模な築島を施工した。本報告では、昭和63年度に主塔基礎築島工法として施工した石炭灰スラリーの現場施工法及びその品質管理等について報告するものである。
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