国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 改良山成畑における排水計画について

作成年度 1988年度
論文名 改良山成畑における排水計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(農-4)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
河端明
佐藤吉則
山田圏雄
抄録
最近の農地造成事業は傾斜改良及び圃場の大型化が求められ、改良山成工法が多く採用されている。この工法は、現況地形を切盛土によって緩傾斜な圃場を造成するものであるから、一般的に大土工となり、造成された圃場には排水処理対策、畑面の浸食防止、切盛土の法面保護、土砂流出防止等の農地保全対策が検討されている。検討課題としては特に排水処理の計画が重要であり、地区の自然条件が直接に関与し、その把握が第1のポイントであろう。そして前述のように自然状態を人為的に変化させることにより、"造成農地"としての特質が加わった流出という形で現れる。設計上の問題はいうまでもなくこの流出形態の変化であり、計画排水量は設計基準や文献等を参考に算定されているが、造成畑のような小流域での流出特性は不明な点が多い。現在、当開発建設部では3地区の農地開発事業を実施中であり、排水計画をたてるうえで、設計諸元の決定にあたっては実測値がないため、試算式による推定方法によって行っている。これの設計諸元と、実際の圃場における流出特性が合っているかを検証して今後の排水計画をたてる基礎資料とするものである。本報告は ① 開発区域の自然条件② 地区の排水計画の大要と問題点③ 造成圃場での基礎的なデータの収集方法
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