作成年度 | 1988年度 |
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論文名 | 港湾域の水産生物環境条件調査について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和63年度(港-16) |
発表会 | 昭和63年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和63年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1989/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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宮本義憲 | |
増田亨 |
抄録 |
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港湾域における防波堤、護岸(消波)などの構造物は、海藻類をはじめとするさまざまな水産生物の生息域になっていることがある。このことは港湾施設が本来の機能に加えて一種の築磯又は魚礁効果を持ち合わせている事を示すものである。しかしながら、港湾施設と生物生息状況の関係についての実態及びメカニズムは不明な点が多い。そこで同一海域に属し、類似の底質環境を有する複数の港湾について生物調査を行い、それぞれの港の生物相、環境条件などを比較することにした。調査対象港は、北海道南部の日本海側に位置する瀨棚、江差、松前の3つの地方港湾とした。いずれの港も、岩礁の露出した島と構造物とが隣接しており、それらに有用水産生物であるウニ、アワビ、コンブなどの生息が確認されている。このような実状を把握すべく、3港湾区域内の岩礁域及び防波堤近傍を水中ビデオカメラにより撮影すると同時に、数側点において水質の観測も実施した。本報告ではこれらの調査結果から判明した生物分布状況の特性及び水産増養殖型沿岸構造物を開発していく上で検討すべき課題に付いて述べる。 |
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