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 国立公園内における転石積砂防ダムについて-忠別川羽衣ダム工事-

作成年度 1981年度
論文名 国立公園内における転石積砂防ダムについて-忠別川羽衣ダム工事-
論文名(和訳)
論文副題 昭和55年度(D-19)
発表会 昭和55年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和55年度技術研究発表会
発表年月日 1981/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
石沢寛
斉田六三郎
原田元士
抄録
忠別川は石狩川上流の中でも、最も急流な河川で、上流部では、大規模な崩壊地が集中する土砂生産地帯があり、渓床には巨礫が混入した多量の不安定土砂が堆積する荒廃河川である。その中で、53年度着工された忠別川羽衣ダム工事は、大雪山国立公園内に位置し、ダム下流部には、天人峡温泉街を始めとして、羽衣の滝、又、遊歩道は温泉街から、ダム右岸袖部を通り、上流の敷島の滝まで伸びており、年間数十万人の観光客が訪れる。羽衣ダムの施工に当たっては、この様な自然環境にマッチし、周囲の景観を損なわない様、施工方法についても、関係官庁と十分協議しながら、決定しなければならない。ダム設計をするに当たり、考慮しなければならない点は、次の通りである、(イ) 砂防ダムは、自然と調和のとれた、構造及び、色採とし、周囲の景観を破壊してはならない。(ロ) 堆砂によって、上流の、敷島の滝や、遊歩道に影響がない様、ダム高、位置を、検討すること。この様な条件を満足するため、工法を検討した結果、自然石によって表面を覆い、コンクリート面を、露出させない工法が適当であると考え、ここに、実際施工中である、忠別川羽衣ダム石積工について紹介するものである。
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