国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 稲里トンネルにおける試験工事について(その1)-試験計測計画と計測結果-

作成年度 1981年度
論文名 稲里トンネルにおける試験工事について(その1)-試験計測計画と計測結果-
論文名(和訳)
論文副題 昭和55年度(B-15)
発表会 昭和55年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和55年度技術研究発表会
発表年月日 1981/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
花谷稔美
吉村昭次
荒繁雄
永山勝
抄録
一般国道274号は、札幌市を起点として、夕張市、穂別町、日高町を経て、帯広市に至る。169.6㎞の路線である。この内穂別町稲里~日高町日高間の35.8㎞は現在不通であるが完成時には道央と道東を直線的に結ぶ最短ルートとして注目されている。この不通区間のほぼ全域は、先白亜紀の造山運動により形成された神居古譚変成帯に属する蛇紋岩地帯であり、各種工事は、相当の難航を余儀なくされている。稲里トンネルは、同路線の穂別町稲里に計画された、延長1,441mのトンネルであり、西側(札幌側)501m区間はサイロット工法を採用したが、東側(帯広側)900m区間は、蛇紋岩地帯であるため、その施工に際しては強大な膨張圧が予想され、岩盤特性について未知の事項が多く、又、施工経験に乏しいため、本工事に先立ち、54年度導坑試験工事、55年度本断面試験工事を実施し、設計、施工の資料を得た後、本工事に臨むこととした。試験工事は、在来工法と当変成帯で始めてのNATMを対象としたが、その(1)として、54年度試験工事、試験計測計画及び計測結果について紹介するものである。
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