国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 路盤効果に関する平板載荷試験について

作成年度 1981年度
論文名 路盤効果に関する平板載荷試験について
論文名(和訳)
論文副題 昭和55年度(E-9)
発表会 昭和55年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和55年度技術研究発表会
発表年月日 1981/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
北野雅治
安達孝夫
抄録
北海道における農道の断面構造は、砂利道の場合、路床(在来路床、凍上抑制層)+路盤であり、アスファルト舗装道路ではさらに、アス安定処理工やアスコン表層工等が上層に加わる。このうち路盤は、交通荷重を充分に分散させて安全に路床に伝える重要な役割をはたし、一般に切込砂利等の粗粒材で構成されている。農道の場合、国道等に比べて、計画交通量や交通荷重が小さいため、路盤の厚さが薄く、一般に30㎝以内で、しかも路床土とは粒度にかなりのギャップがある場合が多い。しかしながら、このような条件での路盤効果についての研究はほとんど前例がなく、現場での測定や室内実験を行い検討する必要がある。そこで、54年度に室内において大型円筒模型を用いて平板載荷試験を試み、さらに55年度には道内各地の砂利道で平板載荷試験を行って、農道のように路盤が薄い場合の路盤効果について検討した。本文では、大型円筒模型を用いた平板載荷試験の結果に基づき、路床~路盤のように、粒度にかなりギャップのある材料が層をなす2層構造体の支持力、荷重分散、繰り返し荷重に対する反応の点から、路盤厚と路盤効果の関係を考察し、必要最小路盤厚を提案する。
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