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 二風谷ダムにおける魚道計画について

作成年度 1985年度
論文名 二風谷ダムにおける魚道計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和59年度(E-8)
発表会 昭和59年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和59年度技術研究発表会
発表年月日 1985/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
船木博康
中村信雄
抄録
二風谷ダムは、沙流川総合開発事業の一環として、1級河川沙流川の河口より約20㎞の地点に建設が予定されている堤高31.5mの多目的ダムである。当河川は、有機的汚染の少ない河川であり、サケ、シシャモ、サクラマスなどが遡上している。この内、特にダムの設置による影響が懸念されているのは、河川上流端附近で産卵し、生まれた河川で淡水生活を満1年おくった後に海に降下するサクラマスである。サクラマスは、近海漁業の重要魚種にもかかわらず、習性などに不明な点も多く、また魚道の実績も少ない事などから、魚道の最適構造が確立されていない状況にある。さらに、二風谷ダム魚道のおおきな特徴は、常時満水位45.0mから、下流河道水位27.0mまでの設計落差18mは、我国の魚道のなかで最大規模ということである。今回の検討は、アユの魚道を始めとする他の魚道の実積などを参考とし、最適勾配、水槽長などを検討したものである。
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