国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 河川構造物漏水の実態と今後の対策について

作成年度 1985年度
論文名 河川構造物漏水の実態と今後の対策について
論文名(和訳)
論文副題 昭和59年度(D-19)
発表会 昭和59年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和59年度技術研究発表会
発表年月日 1985/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
瀬川明久
渡辺和好
抄録
本道の主要河川の堤防は、近年連続堤でほぼ概成し、洪水防禦に多大の貢献を成しているところである。一方においては、大断面堤防が達続すると言うことは、洪水防禦機能が高まる反面、堤防への外的圧力の増加を招くものでもあり、このような外力は、堤防の弱点部に集中する応力となり、微細な弱点カ所より多大の被害を蒙むる結果を招きかねない。特に近年の洪水時の災害事例から弱点部となり得るケ所は、河川構造物を介する堤防あるいは、地質・土質的に透水性や脆弱性の大きい部分であり、双方の特性を有している場合は、最も注意を要するケ所と考えてよく、このような条件を有する部分の発見、把握と安全度向上対策の早急な体系化が必要である。しかし、本漏水に関する調査研究は、今日的治水問題でもあるため、被害実態のデータ不足、調査体系の未整備、対策工法の開発の遅れ等の状況にある。本報告では、河川構造物に係わる被害の実態と調査方法、対策のあり方等について基本的な方向を示し、今後の河川構造物漏水対策事業の一助に資するものである。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.