作成年度 | 1985年度 |
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論文名 | 尻別川の融雪出水に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和59年度(D-26) |
発表会 | 昭和59年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和59年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1985/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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羽山英人 | |
山口甲 | |
斉藤秋義 |
抄録 |
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後志地方第一の河川である尻別川流域は、冬季日本海からの季節風が、ニセコ山系、羊蹄山にさえぎられて多量の雪を降らせるため、道内でも有数の豪雪地帯となっている。流域のほぼ中央に位置する倶知安でみると、最深積雪深の平年値で190cm、多い年には250 cmを超えており、この降雪量は、年間降水量の40%ちかくにも達している。この積雪による貯留量は、白由水面地下水を涌養しつつ、あるものは中間流出として流出し、あるものは更に浸透して被圧地下水を涌養するが、気温が上昇するにつれて地表面を流下し、融雪水として河川の水位を上昇させる。とくに融雪の盛んな時期に降雨が伴うと、流量は急激に増大して、融雪洪水が引き起されている。したがって、積雪による流域内の総包蔵水量を算定することは、治水上及び地下水への涵養に関係する渇水量予測という利水上の点からも重要となっている。以上の事から、本報告では過去のスノーサーベイ結果から、地形因子解析法により流域内の総包蔵水量を求め、年間の水収支の検討を積雪量及び融雲流出量との関係から検討、更に融雪出水に関する予測手法の検討結果について言及するものである。 |
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