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 サロベツ湿原の水循環と地下水への影響

作成年度 2002年度
論文名 サロベツ湿原の水循環と地下水への影響
論文名(和訳)
論文副題 平成14年度(河-14)
発表会 平成14年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成14年度技術研究発表会
発表年月日 2003/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
羽山早織
中津川誠
抄録
北海道北部に位置するサロベツ湿原は一年を通じて、約100種類もの花がみられ、初夏には黄色い花のエゾカンゾウが咲き乱れる。広大な湿原は貴重な動植物の生息場となり、学術的にも価値が高い。しかし、近年様々な開発や自然的要因によって、湿地面積の減少がみられ、乾燥化との因果関係が指摘されるササの侵入によって湿原独自の植生の喪失が懸念されている。湿原の乾燥化の影響要因を考える上で、湿原域への流入量や流出量、蒸発散量といった流域全体の水循環の把握と長期的な時間変化を知ることが重要と考えられる。また、北海道のような積雪寒冷地では雪の影響を無視できないため、本研究では特に雪に着目して、降水・蒸発散量・融雪・積雪を包括的に推定した。さらにこれを入力条件として定常地下水流動モデルによるシミュレーションを行い、水循環の変化が地下水に与える影響について検討した。
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