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 道東地方の針葉樹の植栽時期に関する一考察-春別道路防雪林試験植栽の事例-

作成年度 2002年度
論文名 道東地方の針葉樹の植栽時期に関する一考察-春別道路防雪林試験植栽の事例-
論文名(和訳)
論文副題 平成14年度(共-5)
発表会 平成14年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成14年度技術研究発表会
発表年月日 2003/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
佐藤貴規
竹内英晶
福井勇悦
抄録
根釧地方は冬期の積雪が少なくかつ寒冷であることから土壌凍結深が深く、常緑針葉樹を適用した場合初春に寒乾害が発生するために植林には適さないと考えられ、一般に植林樹種はカラマツが多用されている。一方道路防雪林は冬期の吹きだまり・視程障害防止を目的に造成されるために、冬期も落葉しない常緑針葉樹を適用することが求められる。これまで道路防雪林造成における植栽時期は、道路本体工事および基盤造成の終了後に行われることから秋植栽となることが多かった。秋植栽の場合すでに根系の伸長は停止しており、翌春は土壌凍結解凍以前に成長が開始するため水収支に不均衡が生じ、より寒乾害発生の頻度が高くなる可能性がある。このような危険性を回避するためには、春植栽による植栽当年の根系伸長の確保や春植栽が実施できない場合にはポット苗使用による秋の植栽などが有効な手段と考えられている。本報告では、根釧地方における道路防雪林造成時の適切な手法を知るために、植栽時期・苗木の種類等を変えて試験植栽を行った結果を述べる。
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