国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 自然林林床植物の移植方法の検討(中間報告)について

作成年度 2002年度
論文名 自然林林床植物の移植方法の検討(中間報告)について
論文名(和訳)
論文副題 平成14年度(共-18)
発表会 平成14年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成14年度技術研究発表会
発表年月日 2003/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
仲田田
後藤幸雄
河門前勝己
抄録
道路建設に伴う法面緑化は、これまで斜面保護及び修景を目的として行われてた。しかし、早期緑化に適した外来の牧草類などが多用されてきたため、帰化植物の自然植生への侵入など、自然環境への影響が指摘されている。そのため、最近では自然植生の復元を目的とし、表土や根茎を活用する等、周辺の自然環境に負荷をかけない緑化方法が検討されている。現在、建設中の日高自動車道においては、丘陵部に生じる大規模法面を自然復元することが検討されており、門別町ミドリ川橋周辺において、平成年度か13ら自然植生の復元試験を開始している。本復元試験では、伐採対象となっていた自然林の表土、および樹木を採取し自然法面に試験区を設けて埋土種子の播き出し及び移植植栽を行なっている。本試験において、表土の移植については、土に含まれる埋土種子及び根茎の発芽による林床植物の復元、樹木の移植については、根株に付随する林床植物の侵入、被陰効果による林床環境の早期回復を期待し、伐採地と同様な復元を図ることを目的としている。本試験においては、以下の項目について検討を行っている。①表土の播き出しによって出現する植物種②出現した植物の定着率・成長速度③移植条件の違いによる影響④移植した樹木類の活着率・成長速度⑤人工斜面における土砂の安定性の把握及び効果的な緑化方法の検討
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