国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 デジタル画像によるコンクリート床版劣化判定システムの開発

作成年度 2002年度
論文名 デジタル画像によるコンクリート床版劣化判定システムの開発
論文名(和訳)
論文副題 平成14年度(橋-6)
発表会 平成14年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成14年度技術研究発表会
発表年月日 2003/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
渡邊一悟
池田憲二
畑山朗
抄録
高度経済成長時代に架設された橋梁は、近年車両の大型化に伴う活荷重の増加、供用後の老朽化や自然環境による損傷・劣化が目立つようになり、一部の構造物では稀に部材の落下にいたることもある。現在我が国には、橋長15m以上の橋梁が約130,000橋あり、北海道には橋長の短い橋梁を含めると約27,000橋もの橋梁がある。北海道の国道橋梁も、高度経済成長期であった1960~70年代前半に最も多く架設されており、数字の上では橋梁も維持更新の時代に突入し始めた。このため、効率的で計画的な維持管理を行い、橋梁の寿命をなるべく長く延ばし維持補修費用の低減を行うことの出来る仕組みを早期に構築する必要がある。このようなことから、損傷が多く発生している鋼橋のRC床版のひびわれ劣化判定に着目して、デジタルカメラと最新の画像処理技術を積極的に導入し、点検足場費用の削減、現場作業時間の縮減、判定の定量化と精度の平準化、経年変化の検証性向上を目的とした「RC床版劣化判定システム」を開発したので報告する。なお、本研究は㈱ニコン技術工房・三菱重工工事㈱・開土研の共同研究にて行われたものである。
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