作成年度 | 2002年度 |
---|---|
論文名 | 道南地域における物流と道路整備 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成14年度(道-7) |
発表会 | 平成14年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成14年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2003/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
九笹英司 | |
石塚高之 | |
和田芳明 |
抄録 |
---|
北海道・本州間の物流は、昭和63年の青函トンネル開通後、鉄路・海路・空路を利用し搬送されているが、ほとんどは海路を利用しての搬送である。輸送品目は化学工業品や機械金属工業品に加え北海道の基幹産業である農水産品も多く輸送されているが、物流拠点が道内各地に広域的に散在しているためフェリー港との陸送距離が長いこと、さらには都心部での渋滞なども加わり、輸送コストに占める陸上輸送の割合が高く、陸上輸送時間の削減が大きな課題となっている。なかでも、道央~道南間の陸送を介在して北海道・本州間を最短で連絡する津軽海峡を利用する場合、高速交通網整備が遅れていることから、空間距離と実距離で3倍以上を要する国道5号を利用せざる得ないこと、さらには迂回機能が低い幹線道路網や函館都市圏での渋滞も一要因となり、海峡フェリー利用の物流の割合は、ここ数年減少傾向となっている。そこで、本報告では客観的なデータから本州・北海道間の物流を分析し津軽海峡の役割を検討するとともに、交通基盤の過去の被災履歴から物流に与えた影響や幹線道路の役割を把握し、南北海道地域の今後の幹線道路のあり方を検討することを目的としている。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |