作成年度 | 2002年度 |
---|---|
論文名 | 高靱性モルタルとアラミド繊維メッシュを組み合わせた補修・補強工法の開発に関する実験的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成14年度(道-27) |
発表会 | 平成14年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成14年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2003/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
栗橋祐介 | |
吉田行 | |
田口史雄 |
抄録 |
---|
近年、コンクリート構造物の劣化が社会的な問題となっており、コンクリート片の剥離・剥落によって第三者被害に至った事例も報告されている。また、著しいコンクリート強度の低下や鉄筋の腐食によって構造物の耐荷性能が低下する場合もある。これらの対応策として、これまで種々の補修補強工法が適用されているものの、更に経済性、施工性、耐久性に優れた工法の開発が強く求められているのが現状である。このような観点より、本研究では既設コンクリート構造物の合理的な補修補強工法の開発を目的として、アラミド繊維(AFRP)メッシュを設置しさらに靭性能に優れるビニロン短繊維混入モルタル(高靭性モルタル)を吹付ける工法を提案し、本工法によるRC梁の曲げ耐荷性能の向上効果を実験的に検討した。なお、本工法は、施工面の表面処理がブラスト処理による異形化程度であり簡略であること、有機系材料の使用量が少ないため施工後に仕上げ材料で被覆する必要がないこと、材料費が比較的安価であること、などの特長を有していることから、工期の短縮および工費の縮減が期待できる補修補強工法の1つであるものと考えられる。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |