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 バーク資材(伐根チップ)を用いた法面排水工法の有効性調査について

作成年度 2002年度
論文名 バーク資材(伐根チップ)を用いた法面排水工法の有効性調査について
論文名(和訳)
論文副題 平成14年度(道-34)
発表会 平成14年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成14年度技術研究発表会
発表年月日 2003/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
中尾真也
庄司宜可
金田尚
抄録
道路建設において造成する切土法面に浸透水や湧水がある場合、法面安定のため暗渠排水を設け、その排水材料には透水性のよい切込粗粒材を使用して、その上に法面植生等を行っているのが一般的である。しかし、この切込粗粒材は透水性に優れる反面、保水機能を持たないため、張芝等の根つきが悪いなど、法面植生の面では不利な材料といえる。近年、土木工事現場においては、建設副産物のリサイクル化が進み、山林等の建設現場から発生する伐根物はチップ化され、マルチング材として利用される一方、農業分野においては、バーク堆肥やバーク資材の原料として用いられている。とりわけ粗粒質不定形のバーク資材が排水性と保水性に優れた特性もつことから、暗渠排水の疎水材や作物の生育基盤として積極的に利用する取り組みが始まっている。建設副産物のリサイクルを推進するため、旭川紋別自動車道の平成12年度工事において、透水性と保水性の機能を合せ持つバーク資材を切土法面の暗渠排水材料に利用した。本報告は、バーク資材の法面排水工材料としての有効性について、調査・検討結果を報告するものである。
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