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 一般国道5号八雲町におけるランブルストリップの適用性について

作成年度 2002年度
論文名 一般国道5号八雲町におけるランブルストリップの適用性について
論文名(和訳)
論文副題 平成14年度(道-39)
発表会 平成14年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成14年度技術研究発表会
発表年月日 2003/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
平澤匡介
浅野基樹
抄録
北海道の平成14年の交通事故死者数は493人となり、昭和62年以来15年ぶりに500人を下回ったが、都道府県別で11年連続全国1位となり、死者数を減少させることは北海道の交通事故対策として急務となっている。死亡事故に至りやすい事故形態は、人対車両を除いて、正面衝突、路外逸脱、工作物衝突事故などの郊外で多く発生する事故である。郊外部では、走行速度が高くなりやすい傾向が見られるために、結果的に死亡事故に至りやすいと推察される。北海道では、特に正面衝突・路外逸脱事故の割合が高く、何れかの事故対策が必要である。このような事故を減少させるために、米国では写真―1のようなランブルストリップ(Rumble Strips)の有効性が、近年報告されている。ランブルストリップは、道路の路肩の舗装路面上に設置された隆起状あるいは溝状の直線パターンである。その目的は、車両が部分的あるいは完全に車線を逸脱した時に、タイヤがランブルストリップ上を通過することにより突然ゴロゴロと音が発生し、さらに車両やハンドルも振動して運転者に対し、覚醒や注意を促すことである。従って、うっかり、ぼんやりや居眠りによる事故に対し有効な事故対策手法である。施工単価が安いので、費用対効果が非常に高い事故対策手法として、近年米国で急速に普及している。一般国道5号八雲町は、正面衝突事故が多発しており、死亡事故も発生している。本報告は、苫小牧寒地試験道路における試験施工と実走行実験結果や一般国道5号八雲町における試験施工と交通状況の調査結果を踏まえ、ランブルストリップを正面衝突事故対策としての適用性を検討した結果を報告するものである。
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