国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 凍結防止剤の保管時の固結に関する室内試験

作成年度 2002年度
論文名 凍結防止剤の保管時の固結に関する室内試験
論文名(和訳)
論文副題 平成14年度(道-40)
発表会 平成14年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成14年度技術研究発表会
発表年月日 2003/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
宮本修司
林華奈子
浅野基樹
抄録
「スパイクタイヤ粉塵の発生の防止に関する法律」が平成2年度に施行され、平成4年度から罰金規則が適用され、スパイクタイヤを装着した車両がほとんどいなくなった平成4年度からは、「ツルツル路面」と呼ばれる非常に滑りやすい雪氷路面が発生するようになった。その対策として、道路管理者は凍結防止剤やすべり止め材の散布による路面管理のさらなる充実がもとめられ、それらの使用量は年々増加している。凍結防止剤には様々な種類があるが、凍結防止効果や経済性に優れる塩化ナトリウムは凍結防止剤として最も多く使用されており、冬期路面管理マニュアル(案)でも、基本的に塩化ナトリウムを使用する事となっている。一般的に塩化ナトリウムの保管には、その運搬や散布時の積み込み等の容易さからフレキシブルコンテナ(以下フレコンと略す)が多く用いられ、冬期間は散布に備え各事務所や事業所とその除雪ステーション等の薬剤庫や倉庫にフレコンを2段・3段と積み上げた状態で保管している。しかしながら保管中の塩化ナトリウムが固結して、作業への障害や散布機械への固結した凍結防止剤悪影響をもたらすといった問題が生じている。本報告は、凍結防止剤として使用されている塩化ナトリウムの低温下における固結の原因を明らかにするとともに、その対策として塩化ナトリウムに一定量の塩化カルシウムを混合することによる対策について報告するものである。
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