作成年度 | 2002年度 |
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論文名 | 忠別川第3頭首工におけるゲート等鋼構造物の架設に関する技術検討-上下流エプロン施工時応力の推定と対策- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成14年度(農-21) |
発表会 | 平成14年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成14年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2003/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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百濟昌人 | |
西村敏晴 | |
五十嵐和久 |
抄録 |
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頭首工建設においては、工程等の施工条件により、ゲート設置工事等、大型クレーンがエプロン上で作業を行う必要が生じ、地質条件等によっては完成後と異なる応力状態になる場合がある。忠別川第3頭首工においても約30ヵ月で完成させるため、ゲート、管理橋鋼桁の架設は上下流エプロン上に大型クレーンを設置して施工する必要があった。本頭首工の基礎形式は、河床砂礫層を支持層とする直接基礎であり、完成後においては応力がほとんど発生しないため、エプロンは無筋コンクリートで設計されていた。そこで、施工に先立ちエプロンに発生する施工時応力を弾性床上のスラブとして推定した結果、許容以上の曲げ引張応力がエプロンコンクリートに加わることが明らかになった。このため鉄筋(溶接金網)による補強を行い、鉄筋コンクリート構造とすることでエプロンの安全性を確保した。本稿は、対策方法の選定、基礎地盤の平板載荷試験結果を用いた施工時応力の事前解析および施工時の応力状態を確認し、安全かつ有効的施工を行った事例を報告するものである。 |
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