国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 不良土対策の設計・施工(第3報)-特に添加材による安定処理効果について-

作成年度 1985年度
論文名 不良土対策の設計・施工(第3報)-特に添加材による安定処理効果について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和59年度(A-9)
発表会 昭和59年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和59年度技術研究発表会
発表年月日 1985/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
日下部裕基
能登繁幸
川西是
奥田稔
抄録
日本各地には、関東ロームをはじめとして様々な不良土が分布しているが、北海道においても高含水比の粘性土、高含水比・高塑性の火山灰質粘性土、あるいは、岩とも土ともつかないぜい弱岩などの不良土が分布しており、トラフィカビリティや盛土材として十分な強度が得られないため、道路建設や築堤工事の際の障害となっている。従来は比較的近くに捨土場所を確保できたことから、不良土を投棄し、良質土を採取することが多く、安定処理対策は限られた一部の施工現場でしか行われなかった。しかし最近では、周辺の環境保全上の制約に加えて、良質土の入手が困難になってきており、不良土そのものを盛土材として使用せざる得ない現場が増えてきた。ところが不良土対策については、古くから生じている問題にも拘わらず、具体的な調査から設計に至る手順を示す適当な手引書がなく、現場技術者を困惑せしめているのが実情である。そこで、土質研究室では、現場技術者のための実用的な不良土対策手法のマニュアル(手引書)を作成する目的で関連既往文献や各地の施工データなどを収集するとともに、過去6年間にわたって各開発建設部と対応した現場の中から、不良土の試料を収集して実験を行った。今回は、その結果を取りまとめ、「北海道における不良土対策マニュアル」(案)を作成したので、概要を報告するものである。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.