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 新十勝大橋の計画について

作成年度 1985年度
論文名 新十勝大橋の計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和59年度(C-1)
発表会 昭和59年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和59年度技術研究発表会
発表年月日 1985/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
切石堯
西村宏
抄録
帯広圏は、帯広市、音更町、芽室町、幕別町の一市三町から構成され、帯広市は十勝支庁唯一の市として、釧路市と並び道東における政治、経済、文化の中心都市である。圏内の交通網は、一般国道38号を主要幹線とし、236号、241号が帯広市の中心部で十文字に交差している。また昭和56年度にジェット化に対応して開港した新帯広空港は、良好な気象条件を活用して、その役割は年々増加し、特に道東観光の拠点として、夏期における利用率が増大している。更に国鉄は、時を同じくして昭和56年10月石勝線の開通により、道央圏との時間的距離が大幅に短縮された。近年、帯広市は、これら外的要因とともに、産業経済の発展により人口が増大し、その圧力は近隣地域へ進出し、特に音更市街および同町木野市街地域は帯底市のベットタウンとして膨張している。帯広市と音更町は、十勝川をその行政境としているが、これら両市街地は十勝川を挟んで屋並を接しており、行政区域とは別に一体の市街地を形成している。この両地域を結ぶ道路は、一般国道241号であり、特に昭和15年に竣工したコンクリート橋の名橋と称せられる「十勝大橋」は唯一の連絡橋となっている。帯広圏の、幹線道路のあいろとして、一般国道38号の十勝跨線橋、札内橋、236号の中央跨線橋、及び241号の十勝大橋の橋梁部であることが「帯広圏総合交通計画調査報告書」にも指摘されており、当然のことながら朝、タのラッシュ時における交通混雑は著しく、年々増加する交通量により、国道そのものの機能障害をきたし、更に沿道住民の生活環境における騒音、紛塵等の悪化がみられる。これらを解消すべく、帯広北バイパスが計画立案され「新十勝大橋」は、このバイパスにおける十勝川に架かる長大橋梁として、建設されるもので、以下にその計画を述べることとする。
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