国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 入江高架橋の計画施工

作成年度 1985年度
論文名 入江高架橋の計画施工
論文名(和訳)
論文副題 昭和59年度(C-2)
発表会 昭和59年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和59年度技術研究発表会
発表年月日 1985/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
児玉浩文
大橋猛
坂野峰雄
木村健一
抄録
本橋は、一般国道36号を山手町より分岐し、国鉄室蘭本線を跨ぎ、入江町・室蘭駅裏側に至る延長537.9mの高架橋である。また、将来は白鳥大橋を含む白鳥新道の終点として位置付けされている。この高架橋は、延長405mの自転車歩行者,道が、車道真下に設げられている。架橋地区では、本高架橋の建設と並行して、入江運動公園(昭和64年、国体サッカー会場予定)の建設、入江プロムナード線(中央町から国鉄室蘭本線を跨ぎ、入江地区に至る歩道で高架部分は斜張橋として計画)の計画など、大型プロジェクトが室蘭市によって計画・実施中である。また、近年この入江臨海地区では、フェリーの基地化(昭和60年3月には室蘭~大洗フェリー航路開設)、官公庁や企業の進出、各種大型プロジェクトの建設計画等、経済活動が活発に行われてきており、そのため現ルートでは交通の激化に拍車をかけている状況である。入江高架橋が完成し、本路線が供用されることは、入江臨海地区が室蘭新道と直結されることとなり、交通量の緩和は勿論のこと、道内有数のフェリー基地室蘭の表玄関として充分な交通体系を持つこととなる。入江高架橋工事の特徴は、隣接する入江運動公園や、入江プロムナード線とのバランスに注意し、景観上の配慮を行なったこと、及び次の理由により歩道が桁下を通る2層構造としたことである。・用地などの制約もあり、歩道付高架橋とした場合、工事費、用地費面において不利である。・本路線は国道36号と立体交差でつながるため、車道と歩道を分離しなげれば現36号歩道の取扱いが困難であること。下部工の施工は、58年、59年の2力年にわたって行なった。この地域は室蘭地区独自の地質構造に加えて埋立造成地であるため数多くの地質調査を行なったが、地層の複雑な変化に大変苦労した。本報告は、下部工の設計施工及び景観を配慮した橋梁及び歩道の設計について報告する。
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