国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 共和橋基礎工の設計施工について(摩擦杭)

作成年度 1985年度
論文名 共和橋基礎工の設計施工について(摩擦杭)
論文名(和訳)
論文副題 昭和59年度(C-8)
発表会 昭和59年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和59年度技術研究発表会
発表年月日 1985/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
西本聡
小渡敏彦
山中敏征
角田一義
抄録
一般国道235号は、道央ベルト地帯と日高、道東とを結ぶ主要路線である。当橋架区間は、苫小牧東部工業基地の開発区域内にあり、苫小牧東港掘込みにより現国道が切断されるため、国道の切替を昭和58年度より実施している。切替延長は苫小牧市沼の端から厚真町浜厚真までの16.3Kmであるが、この区域は安平川、厚真川の河川沿いに発達する沖積低地となっており、軟弱層が厚く堆積し、良質な支持層が極端に深く、支持層までの平均N値も7程度となっている。このように支持層の深い泥炭性軟弱地盤上の橋梁基礎型式として、通常の支持杭では非常に大規模で不経済なものとなる。この事に対し、近年長尺摩擦杭について各機関によりその支持機構と長期安定に関する研究、検討がなされてきている。共和橋の基礎型式として摩擦杭を検討した結果、載荷重工法(プレロード)の先行施工により、負の周面摩擦力(ネガティブフリクション)、圧密沈下の問題について設計上の対処は不用となるため摩擦杭を採用する事とした。本報告は、長尺摩擦杭基礎の設計と支持機構の確認のため実施した載荷試験について述べる。
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