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 石狩川下流部における洪水観測について-第2報 昭和56年8月洪水の観測-

作成年度 1982年度
論文名 石狩川下流部における洪水観測について-第2報 昭和56年8月洪水の観測-
論文名(和訳)
論文副題 昭和56年度(D-8)
発表会 昭和56年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和56年度技術研究発表会
発表年月日 1982/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
森田康志
高木譲治
牧野成雄
竹本成行
抄録
河道計画の立案に当っては、その河川の実態を把握し、洪水時の流れを予測することが必要となる。一般に計画規模に近い洪水を経験した河川は少なく、また大出水時のデータは不十分な場合が多い。石狩川下流部(河口~KPO/15付近)は、河口を含めて、湾曲、急縮、急拡、高水敷植生など、河道計画上の問題点が連続した区間だが、北海道開発局では、流量改定をひかえた石狩川の本区間の河道計画を検討中であり、模型実験と並行して、融雪洪水を中心とした環地観測を実施してきた。昭和56年8月は、寒冷前線と台風12号によって、流域平均雨量(石狩大橋より上流)282mmという降雨があり、石狩大橋地点では計画高水位8.75mを上回る9.23m(8月6日2時)を記録する大洪水となった。本調査研究は、洪水初期(8月4日19時)より開始した同時水位観測をはじめとして、洪水前後の河床変動、河床波等、大出水時の種々の詳細なデータを報告するものであり、当該区間のみならず、水深粒廷比の大きな河川の河道計画検討に役立つものと考えている。
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