国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 ロック材の締固めと沈下

作成年度 1982年度
論文名 ロック材の締固めと沈下
論文名(和訳)
論文副題 昭和56年度(A-13)
発表会 昭和56年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和56年度技術研究発表会
発表年月日 1982/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
岸洋一
抄録
フィルダムのシエルゾーンはロック材のような粗粒材料が使用され、ダムの安定に重要な役割をもつゾーンである。このため、この部分に使用する材料は耐久性が優れ、十分な強さをもつ堅硬な岩石であることが望ましい。しかし、ダムサイト附近から良質の岩石が得られない場合には、軟岩などを使用することもある。シエルゾーンの材料として、十分な強さを有する岩石を使用した場合でも、湛水により収縮ひずみを発生することが、林により指摘されていることから、軟岩のような材料をシエルゾーンに使用すれば、湛水による収縮は顕著となることが予想される。また、軟岩のような材料は施工に伴う粒子破砕が転圧面で著しく、細粒化により透水性が不良になることもある。多くのフィルダムではロックゾーンも転圧を行うが、軟岩の場合には転圧による細粒化、ひいては透水ゾーンの透水性の低下による、ダム安定に対するマイナス効果と、転圧による材料の密度増大に伴うダム安定に対するプラス効果がある。一方、転圧の方法が使用する材料に対して適切でなければ均一な密度が得られず、ロックゾーンの過大な沈下を引き起こすことにもなる。本報告では、盛土試験における密度分布の状態および、室内における締固め方法と沈下量の関係について述べる。
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