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 ホッキ貝の減耗について(その2)-波浪による実験的考察-

作成年度 1982年度
論文名 ホッキ貝の減耗について(その2)-波浪による実験的考察-
論文名(和訳)
論文副題 昭和56年度(A-22)
発表会 昭和56年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和56年度技術研究発表会
発表年月日 1982/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
渡辺栄一
抄録
ホッキガイ(和名ウバガイ)Spisula sachalinensis (Schnenk)は、東北以北の沿岸砂浜域に生鳥、する重要な漁獲対象二枚貝である。ホッキガイは、北海道では、6~7月に産卵し、約25日の浮遊生活を経て海底に沈着し、底生生活に移行する。底生直後から相当の減耗がみられる。また、荒天の後には、ホッキガイ漁場の海岸に大量のホッキガイが打ち上げられるという被害報告や漁民の話がかなりある。一方、港内や岬の周辺または離岸堤背後といった波浪に遮へいされた静穏域あるいは滞留域に高密なホッキガイの生息場が形成されることがある。このため、ホッキガイの増殖対策として波浪制御による減耗防除が有効と考えられ、消波堤方式による事業が一部で進められている。しかし、波浪によってホッキガイがどうしてどのように減耗に結びつくかについてはほとんど分っていない現状にある。本実験は、ホッキガイの適切な減耗防除対策の一資料とするために、移動床造波水路を用いて、減耗に至る現象とその程度を把握しようと試みたものである。
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