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 軟弱地盤処理に伴う中小橋梁の施工例について-ペンケナイ橋の工事報告について-

作成年度 1982年度
論文名 軟弱地盤処理に伴う中小橋梁の施工例について-ペンケナイ橋の工事報告について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和56年度(C-10)
発表会 昭和56年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和56年度技術研究発表会
発表年月日 1982/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
熊谷守晃
谷口秀男
宮本行観
抄録
一般国道36号、苫小牧市と千歳市との境界付近に位置するペンケナイ橋は、昭和29年に完成し、昭和44年に拡巾された、橋長8m、幅員10mのRC-T桁、重力式橋台の中小橋である。近年、車両の大型化が進むとともに交通量が激増して為り、中でも大型車類の交通量の占める割合が多くなってきている。昭和55年度に行われた道路交量情勢調査の結果によると、本橋付近の12時間交通量は12,351台で、そのうち大型車類は5,406台を数え、大型車類混入率は実に43.9%という高い率を示している。そこで、36号の4車整備計画の一環として56年度に植苗改良工事が施工され、その中で本橋の下流側2車線分が完成された。そして、57年度には現橋を取壊し、上流側2車線分を完成させる予定である。本橋は、美々川水系ペンケナイ川の低湿地帯に架けられるため、橋梁本体の構造選定と橋台取付盛土部の地盤処理工法選定に当っては、軟弱地盤対策が重要な要素であった。また、56年度工事では、現橋に近接しての施工であったので、交通安全と現橋の安定の確保も大きな課題であった。種々の検討の結果、上部はプレテンPC桁、下部はパイルベント式橋台(鋼管矢板基礎)とし、上下部はアンカーにより一体構造とした。また、橋台背面部は、橋台にかかる土圧を軽減し側方流動を防ぐとともに、一般部とのすりつけがスムーズになるように、深層混合処理工法(CMC工法)により地盤処理を行った。本報告では、ペンケナイ橋の設計と施工、ならびに軟弱地盤処理について述べる。
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