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 塩害を受ける道路植樹の試験調査について-一般国道36号苫小牧市樽前地区の場合-

作成年度 1982年度
論文名 塩害を受ける道路植樹の試験調査について-一般国道36号苫小牧市樽前地区の場合-
論文名(和訳)
論文副題 昭和56年度(B-22)
発表会 昭和56年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和56年度技術研究発表会
発表年月日 1982/10/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
谷口秀男
鈴木正敏
野竹明
抄録
北海道の太平洋沿岸とくに胆振東部から根室地方にかけては、夏は海霧のため低温多湿で日照時間は少なく、冬は晴天が多く寒冷乾燥の気候であり、樹木の育成は悪い、これに加えて海岸線に沿って走る国道36号苫小牧市西部、国道235号苫小牧市勇払から厚真町浜厚真などでは樹木の生育期に海からの風によって運ばれる塩分のため環境緑化の街路樹は育たず枯死することが多い。このような樹木の生育に適していない地域においても道路環境緑化という名の下で街路樹の育成を要望ずる声が大きく、それを受け入れる形で道路が計画されることが多い。樹木の生育が困難な条件の克服と、環境緑化の要望に対処するため、一般国道36号苫小牧市樽前地区に為いて試験植樹を実施し、当地方における道路緑化の可能性を探り、適応樹種と植樹条件を見い出すとともに、道路緑化のあり方についても検討することとした。この調査は3~5年の調査期間を必要とするものと考えられるが、ここでは調査初年度で判明した事項について報告する。
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