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 忠別ダムカーテングラウチングの効果判定手法について

作成年度 2003年度
論文名 忠別ダムカーテングラウチングの効果判定手法について
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(ダ-12)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
旭川開発建設部 忠別ダム建設事業所西村 義(NISHIMURA Tadashi)
旭川開発建設部 忠別ダム建設事業所江幡 一男(EBATA Kazuo)
抄録
忠別ダムは、石狩川水系忠別川に建設中であり、「洪水調節」「流水の正常な機能の維持」「かんがい用水」「水道用水」「発電」を目的とする多目的ダムである。ダム型式は、重力式コンクリートとフィルの複合ダムである。ダムは、堤体と基礎地盤が一体となって大量の水を貯水するため、貯水機能を損なわれないことや、堤体の安全性を確保するために、基礎地盤に削孔してセメントミルクを注入し、水みちとなる割れ目を閉塞するグラウチングを施工する。グラウチングは目に見えない地下深部を対象に行うため、従来、経験的手法から得られた知見を基に施行された「グラウチング技術指針」(昭和58年施行、以下「旧指針」という)に基づき施工されてきた。しかし、近年複雑な地質を有する基礎地盤が多くなり、旧指針ではグラウチングの施工数量が増大している傾向があった。そのような背景の中、平成14年度に、ダムの安全性を損なわないことを前提に、グラウチングの合理化を図る目的で「グラウチング技術指針の改訂案」(以下「新指針」という)が試行された。改訂の主な内容の一つに「施工中の検証と見直しのルーチン化」という項目が追加され、「施工データの分析→計画の検証・見直し→施工」をルーチン化して行うことが義務づけられた。忠別ダムでは、この新指針に基づき、未施工箇所であるフィル部カーテングラウチング計画を見直すこととした。本論文では、コンクリート部の施工済みデータを分析した結果からグラウチングの改良効果を判定し、当初計画を見直した経緯について報告するものである。
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