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 釧路湿原保全の現地実証試験について-雪裡樋門湛水試験地におけるハンノキの制御-

作成年度 2003年度
論文名 釧路湿原保全の現地実証試験について-雪裡樋門湛水試験地におけるハンノキの制御-
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(河-18)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成15年度技術研究発表会
発表年月日 2004/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
釧路開発建設部 治水課佐藤 直(SATO Nao)
釧路開発建設部 治水課藤田 隆保(FUJITA Takayasu)
釧路開発建設部 治水課渋谷 直生(SIBUYA Sunao)
抄録
近年、流域の経済活動の拡大に伴い、釧路湿原の面積は著しく減少し、湿原植生も本来のヨシ-スゲ群落からハンノキ林に急激に変化している。このため、実践的な各種調査・試験を行い、早急に湿原の保全・回復のための対策に取り組む必要がある。国土交通省では、釧路湿原の河川環境保全の長期的な目標として、ラムサール条約登録(1980)当時の環境へ回復することとしており、目標達成のための12の施策を設定している。雪裡樋門地区は、これらの施策のうち「湿原植生の制御」の対象地区であり、湛水によって地下水位を上昇させ湿原植生への影響を把握することを目的とした湛水試験を実施している。雪裡樋門地区における湛水試験は、平成12年9月より開始しており、今年5月に抜水して終了とした。本報告では、湛水時から実施しているハンノキ展葉パターン調査及びヨシ・ツルスゲ成長量調査の結果を中心として、湛水時から抜水後の湿原植生の変化を把握するとともに、植生制御に有効な湛水方法を提案することとした。
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