国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 塩風による樹木枯損被害の発生しやすい地域と塩風害に強い樹種

作成年度 2003年度
論文名 塩風による樹木枯損被害の発生しやすい地域と塩風害に強い樹種
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(共-18)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
北海道立林業試験場 緑化樹センタ- 管理技術科清水 一(SHIMIZU Hajime)
北海道立林業試験場 緑化樹センタ- 管理技術科棚橋 生子(TANAHASHI Ikuko)
抄録
北海道はひとつの大きな島で、日本海、太平洋、オホ-ツク海といった3つの海に囲まれている。海は豊富な資源により、北海道民に豊かな漁業資源を提供するばかりではなく、気候条件にも大きな影響を与えている。日本海は大量の水蒸気と季節風で冬に大雪をもたらし、太平洋は冷たい海流によって夏に海霧を発生させ、オホ-ツク海は冬に流氷を運んできて海を覆ってしまう。同時に海からは塩分を含んだ風=塩風が吹きつけることがあり、植物に大きな障害を与える。そのため、海に面した市町村ではせっかく植栽した緑化樹が枯れてしまう事例がたびたび見られる。一方、2001年(平成13年度)道政に関する世論調査の結果、市街地の身近なみどりが不足しているという意見が多く寄せられ、このうち沿岸部に位置する町村の住民からは、海岸のみどりが不足しているとの回答があった。事業的にも漁港のみどりづくり等、海に近い場所の緑化が実施されており、植栽に関係する技術が求められてきている。しかし、これまでの海岸の緑化に関する研究は、防災林を対象としており、市街地の緑化樹を対象とした研究は行われてこなかった。本報告は海岸地域緑化計画の参照資料となる事を目的とし、全道各地域による樹木枯損被害の差、樹種による塩風被害に対する耐性の違い、海からの距離と樹木枯損被害の関係について報告する。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.