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 一般国道230号復旧工事におけるトンネル工事現場見学会について

作成年度 2003年度
論文名 一般国道230号復旧工事におけるトンネル工事現場見学会について
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(共-20)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/01 ~ 2005/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
室蘭開発建設部 有珠復旧事務所高橋 渉(TAKAHASHI Wataru)
室蘭開発建設部 有珠復旧事務所荒野 広(ARANO Hiroshi)
室蘭開発建設部 有珠復旧事務所佐藤 秀史(SATO Hidefumi)
抄録
有珠山噴火により被災した一般国道230号の復旧に向けて、現在2本のトンネル工事をはじめ、明かり部の改良工事、高速道路に接続させる橋梁工事も行っている。本路線は有珠山の噴火によって分断された洞爺湖温泉街、虻田洞爺湖IC、虻田本町を結ぶ観光支援及び生活道路で、地域住民の期待が大きい。一方で工事期間中は静穏な住宅街を復旧工事の大型車両が頻繁に通過するため、交通騒音、振動等で地元住民に負担をかけている。有珠復旧事務所ではアカウンタビリティー及び、各職員のプレゼンテーションの向上を図るために、小学校の見学会を皮切りに、地元自治会、各種教育機関など多くの見学者を受け入れ、6月19日以降の半年間で約1,200人以上もの見学者が工事現場を訪れている。積極的な現場見学会を行うことになった契機は、工事に伴い発生する重金属含有土砂の処理を巡り、何度か開催した住民説明会であった。この住民説明会を通じて、工事を行うには多くの住民の理解が大切であると再認識させられた。この経験から工事に対する住民の理解を深める一つの手法として、施工中の現場見学会を住民に提案し、各種の見学会の開催に至っている。昨今、見学会は様々な形で開催されているが、その手法や心得を報告した事例は少ない。本報告では、当事務所で行った見学会の意義や、開催にあたって配慮すべき点について紹介するものである。
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