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 水平変位の制限を緩和した杭基礎の設計法について-軟弱地盤上に建設される杭基礎のコスト縮減を目指して-

作成年度 2003年度
論文名 水平変位の制限を緩和した杭基礎の設計法について-軟弱地盤上に建設される杭基礎のコスト縮減を目指して-
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(橋-1)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
札幌開発建設部札幌新道建設事務所塩崎 和也(Shiozaki Kazuya)
札幌開発建設部札幌新道建設事務所後藤 浩之(Goto Hiroyuki)
寒地地盤チーム冨澤 幸一(TOMISAWA Kouichi)
抄録
道央圏連絡道路は、千歳市を起点とし札幌都市圏の外郭市町村を結び小樽市に至る延長80kmの地域高規格道路である。篠津運河橋は、道央圏連絡道路の道路整備計画に伴い、当別町の篠津運河、町道との交差箇所に計画された橋梁である。平成14年3月に改訂された道路橋示方書・同解説Ⅳ下部構造編(以下道示)において、「水平変位の制限を緩和する杭基礎」の規定が追加され、対象構造物として「許容水平変位以下とすることによって杭体応力度及び鉛直支持力に著しく余裕が生じる橋脚基礎」、具体的な解析手法として「地盤抵抗の非線形性を考慮した解析法」が示された。篠津運河橋の架橋地点は軟弱地盤であり、現設計時に杭の許容水平変位量を15mm以下とした場合に杭体応力度および鉛直支持力に著しく余裕が生じる状況にあった。そのため、橋脚基礎杭において水平変位の制限を緩和した設計法を採用し、杭本数を減らすことによる建設コストの縮減をおこなった。採用した設計法の妥当性と安全性は、杭の水平載荷試験を実施して水平地盤反力を確認することで検証した。本報文では、軟弱地盤上に建設される杭基礎の建設コスト縮減を目指した新しい設計手法と現場試験による検証の成果を報告する。
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