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 十勝沖地震による釧路港第4埠頭被災原因の検討について

作成年度 2003年度
論文名 十勝沖地震による釧路港第4埠頭被災原因の検討について
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(港-20)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
釧路開発建設部 釧路港湾建設事務所熊田 靖(KUMADA Osamu)
釧路開発建設部 釧路港湾建設事務所足立 文玄(ADACHI Fumiharu)
釧路開発建設部 釧路港湾建設事務所中内 勲(NAKAUCHI Isao)
抄録
平成15年9月26日4時50分頃、釧路沖(北緯41度46. 7分、東経14度44.7分)深さ42㎞を震源とする地震規模マグニチュードの地震が発生し、釧路市で震度5強を記録した。この地震で釧路港全体に8.0被災が生じ、特に西港区第4埠頭ではその被害程度が大きく、岸壁のエプロン等では亀裂や沈下が生じ、道路施設では液状化によるアスファルト舗装の隆起や陥没が生じた。釧路港第4埠頭は東北海道では初めての-14m岸壁を有する港湾施設として平成14年11月に供用開始され、東北海道の物流拠点及び国際海上輸送の拠点として重要な役割を果たしている。第4埠頭の埋立ては、地震災害により岸壁エプロンの機能を損なう程の重大な被災をさけるため、液状化対策として事前混合処理土(以下固化処理土と呼ぶ)としている。だが、今回の地震で岸壁エプロンの液状化現象は生じなかったにもかかわらずエプロン等に被災が生じた。その発生原因・発生プロセスを解明するため、地震前の固化処理土の施工方法や強度実績の把握及び地震後の土質調査などを実施し、その内容について検討委員会を設立して固化処理土による埋立地盤の地震時挙動特性などを検討・解析したので、その結果について報告する。
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