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 一般国道229号ウエンチクナイトンネルにおける高性能機械掘削について

作成年度 2003年度
論文名 一般国道229号ウエンチクナイトンネルにおける高性能機械掘削について
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(道-10)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
小樽開発建設部 岩内道路事務所佐々木 隆(SASAKI Takashi)
小樽開発建設部 岩内道路事務所豊田 義明(TOYOTA Yoshiaki )
小樽開発建設部 岩内道路事務所今野 秀一(KONNO Hidekazu)
抄録
ウエンチクナイトンネルは、小樽市を起点に日本海沿岸の16町村を経由し江差町を終点とする総延長287.3kmの一般国道229号の路線上、神恵内村にある。本区間は急崖斜面が連続する海岸線に位置し、降雨を起因とする落石・土砂崩壊が多発しており当該区間を含む5.2kmの区間は連続降雨量60mmによる通行規制区間に指定されている。本トンネルは、斜面防災対策を図るために現道上の岩石崩壊要対策箇所を迂回し、既設トンネルに接続する、分岐構造を有する新設道路トンネルである。本トンネルの施工にあたっては、岩石崩壊要対策箇所に対する振動抑制、現道交通に対する安全確保、既設トンネル構造物に対する影響等を十分考慮しなければならず、振動・騒音を発生する発破掘削には限界があり、その影響範囲においては機械掘削を採用している。施工当初、200kW級自由断面掘削機で施工したが、地山の岩盤が硬質なため施工実績が上がらず、その後のボ-リング調査でも硬質で緻密な岩盤の存在が確認されたことから、上位の掘削機への機種変更を検討した。検討の結果、本トンネルと同等程度の岩盤を掘削可能と予想される横軸型カッターヘッド搭載の300kW級自由断面掘削機を採用するに至った。本稿は、横軸型カッターヘッド搭載300kW級自由断面掘削機での本トンネルにおける硬岩質岩盤の施工実績について報告するものである。
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