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 ランブルストリップスの普及と路外逸脱対策への展開

作成年度 2003年度
論文名 ランブルストリップスの普及と路外逸脱対策への展開
論文名(和訳)
論文副題 平成15年度(道-33)
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
交通研究室髙田 哲哉(TAKADA Tetsuya)
交通研究室平澤 匡介(HIRASAWA Masayuki)
交通研究室浅野 基樹(ASANO Motoki)
抄録
平成15年の北海道における交通事故死者数は391人となり、前年より102人も死者数を激減させ、昭和45年に記録した過去最高の死者数882人以来、最も少ない死者数となった。しかしながら都道府県別の交通事故死者数は2位の埼玉県を22人も上回り、12年連続過去最悪を記録する事態となっている。北海道の交通事故の特徴は、事故件数に対して死亡事故の割合が高く、特に正面衝突事故や車両単独事故による死亡事故が多い。このような状況の中、正面衝突事故対策としては、米国で発案されたランブルストリップス(以下、センターランブル)を国道のセンターラインに設置する対策が進んでいる。ランブルストリップスとは、舗装路面上に凸凹を帯状に配置することにより、その上を通過する車両に対し不快な振動や音を発生させ、ドライバーに注意を喚起させる交通安全施設であり、既存の施設に対し、設置費用が安価なことや維持管理費用も掛からないことから、現在、北海道内において導入が進んでいる。一方、車両単独事故の防止対策としては、ランブルストリップスを車道路肩に設置することが一つの対策として考えられる。ただし、車道路肩を走行する自転車や原付・バイクなどの二輪車両に対する安全性について検討する必要がある。そこで、正面衝突事故対策として国道への導入が進むセンターランブルについて現地調査を行い、その設置状況について検証を行った。また、路外逸脱事故対策として、車道路肩へ導入することを検討するため、苫小牧寒地試験道路において試験施工を行い、それを利用して一般の方による走行実験や騒音・振動測定を行っている。本論文では、これらの現地調査および実験結果を踏まえ、今後の課題について報告する。
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