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 滝里ダムの洪水調節計画-一定開度・一定量放流方式の採用-

作成年度 1984年度
論文名 滝里ダムの洪水調節計画-一定開度・一定量放流方式の採用-
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(E-4)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
宮本高行
工藤昇
久野俊一
抄録
滝里ダムは、供水調節・流永の正常な機能の維持・かんがい・水道及び発電の目的をもって、空知川の中流部に建設される多目的ダムである。滝里ダムの主な特徴は、①集水面積が広く、供水調節・利水計画が確実で効果が大きいこと、②ダムの高さに比べて容量が大きく、効率の良いダムであること、③水没家屋が130戸を上回り、2市1町の行政区域にまたがっていること、④鉄道、国道の付替補償工事が莫大であること等である。とくに、供水調節の受益地域は、下流の札幌市、江別市等をはじめ22市町村に及び、受益人ロは、直接・間接を含めて200万人を超えるものである。又、この地域の大半は昭和36・37・50・56年と相次ぐ大供水に見舞われ、大被害を受けており、地域の入々から1日も早い効果的なダムの完成に期待が寄せられている。以上に鑑み、滝里ダムの供水調節計画は、集水面積・貯水池規模・気象・水象などの自然条件を踏まえ、人為的及び機械的制御の安全、確実性を最大限に確保しながら、最大の供水調節効果を発揮できるよう創意工夫した新たな方式を考え、建設省の了解を得たもので、その内容について発表するものである。尚、滝里ダム貯水池形状の特徴を考慮した風波浪高の検討手法についても付記した。
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