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 北海道のダム貯水池における水質特性について-金山ダムのCOD濃度について-

作成年度 1984年度
論文名 北海道のダム貯水池における水質特性について-金山ダムのCOD濃度について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(E-9)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
浦屋陽一
玉川尊
抄録
ダム貯水池の目的は、流水をある一定の容量に貯留することにより、その容量を利用して治水面では洪水調節を行い、利水面では下流地域への用水補給、発電等を行うことである。したがってダム貯水池による治水・利水の恩恵は莫大なものであるが、一方では、大規模な貯水池が出現したことにより、流水の長期滞流が生じ、その結果、特有の水温分布構造や水質・生物相などに変化を生じることになる。そして、これらの現象の白然環境や社会環境ヘ与える影響が議論されはじめ、その進展が懸念されている。現在北海道内のダム貯水池においては、本州以南にみられるような異臭味、ろ過閉塞等といった悪影響は顕在しないが、窒素・リン等の栄養塩を指標とした判定では、富栄養湖として分類されるダム貯水池がいくつかある。また、ダムサイト付近の底層には嫌気的な水層が認められており、窒素・鉄・マンガン等の還元物質が検出され、底層での水質変化がうかがわれる。特に底層のCODは北海道特有の現象として注目されている。ここでは貯水池のCOD濃度に関する問題と、底層におげるメカニズムについて、金山ダムを例にあげて報告する。
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