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 河相と河道構造計画に関する研究(第3報)

作成年度 1984年度
論文名 河相と河道構造計画に関する研究(第3報)
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(D-2)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
抄録
河川の変化とは、本来自然状態においては勾配の急な山地から土砂を運び扇状地を作り出し、その中を綱の目の様の様々な流路で流れ、下流に中間地を形成し蛇行を続け、河口付近では、運搬してきた砂や粘土によりデルクを形成し、序々に流域金体をなだらかにしていくのが一般的である。その変化速度も数百年、数千年といった長期的な時間スケールをもつものである。しかし流域に人が住み、氾濫原を高度に利用するため、自然河川に築提、掘削等の入工的な変化を加えると、流速や土砂動態が変化し、それまでの長期的な変化の中に、河床変動や側力侵食といった急激な変化が発生し、その短期的な変動に対して新たな対策が必要となる。それがまた新たな河川の変化を招くことになるのである。私達が河川に人工的なインパクトを加える様になったのはごく最近であり、河川改修もまたその一部を実行しているにすぎないが、現在、河川は新たな変化段階にきていると言ってよい。そのため河川改修や河川工作物の施工にあたっては、河川の現形状や変化の歴史を把握するだけではなく、それら人工的インパクトによる新たな変化についても十分配慮することが必要となっている。従来からも浚渫や河口部導流堤等の大規模な事業では一気に施工せず、その変化動向を見ながら除々に行っているが、今後は掘削や護岸等、広範囲で多種に行われる一般的な改修や、橋梁、堤等の河川工作物についても個々のインパクトや合成されたインパクトが河道に与える影響をあらかじめ評価し、変化形状を予測し、安全な河道を形成するよう導びいていくことが重要である。この目標とする安全な河道とは所定の流量を安全に流下する河道断面を有し、河道の変化も極めて少ない安定した河道であり、そのためには河川の改修計画に加えて河道内の各種工作物のインパクト量をも配慮した河道構造計画が必要となってくる。以上の様な背景をもち本研究は昭和56年度から始められてきたものであり、これまで長期的な変化及び人工インパクトによる短期的な変化の一段階としての現在の河川の姿すなわち河相を、河道変遷の歴史、河川工作物の実態、土砂の動態等の調査から把握し、さらに将来の変化特性について、これまでの変化傾向、同様な河相を呈している他河川や人工的インパクト量の評価等から類推することについて研究してきた。本年度は研究の最終年度として各河相の変化特性に対する安全な河道構造計画について取りまとめたものであり、今後の河川事業に対する一指針とするものである。
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