作成年度 | 1984年度 |
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論文名 | 石狩川の流域特性に関する考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和58年度(D-4) |
発表会 | 昭和58年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和58年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1984/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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関博之 | |
土佐林宏 | |
恒松浩 |
抄録 |
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降雨が海域に流出するまでの過程は複雑であり、流域及び河川の持つ各種機能の相異により、まったく同一の降雨であっても、その流域が異なれぱ様々な流出形態を示すことになる。流域及び河川の持つ各種機能の内、治水との関連の深いものを保水、貯水、遊水、集水、通水の5機能に分類し、冶水事業との関連を考えると、これまでの石狩川の治水は、捷水路、河道掘削、築堤による通水機能の強化及びダムによる貯水機能の増強が主要なものであったといえる。これらの事業は、治水事業の根本であり、これからも続けられる必要があるが、流域開発の進展による保水、遊水機能の低下に対処してゆかなければ、河川の負担が膨大なものとなることは間違いない。本研究は、降雨流出過程における流域及び河川の陸水に対する様々な作用を自然制御機能と考え、これらが石狩川流域の地形、土地利用状況、開発状況及び治水事業等とどのような関係にあるかを調査することにより、同水系における今後の治水事業、流域開発はいかにあるべきかを、その地形特質及び流域開発の現況、自然制御機能のバランス等を考慮して検討するものである。 |
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