国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 羊蹄山麓の湧水に関する研究

作成年度 1984年度
論文名 羊蹄山麓の湧水に関する研究
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(D-24)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
羽山英人
菊地克幸
抄録
近年、産業の発達による工業生産量の増加、都市への人口の集中、生活水準の向上、さらには観光資源の開発による観光、レク客の増加等により、水の需要は増大しているが、限られた水資源での、これら需要に対する適応性は重要な問題である。そこで水資源を有効かつ合理的に利用し開発するには、無降雨期間を含めた長期的な河川の流況が把握されていることが必要となる。一方、尻別川流域には、羊蹄山麓を中心に数多くの湧泉があり、上水を中心に工業用水、或いはミネラルウォーターとして商品化の源となったりして多方面に利用されている。その湧出量は、日量30万トンとも40万トンとも見積もられ、この量は札幌市の上水道使用量にほぼ匹敵する。また、この水量は、尻別川における渇水量の約1/4を占めるものであり、河川の低水維持管理上、重要な要素となっている。以上の事から、羊蹄山麓を中心とする地下水の涵養機構を明らかにし、その流動特性を検討することは、利水上或いは河川管理上極めて重要な情報をもたらすものと考え、昭和56年度より観測を開始したもので、今回、えられた資料を整理し、若干の検討を加えたので、ここに報告する。
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