国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 積雪水資源に関する基礎的研究

作成年度 1984年度
論文名 積雪水資源に関する基礎的研究
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(D-26)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
宇佐美彰
恒松浩
関博之
抄録
石狩川流域は、11月から3月にかけての4ケ月間に多量の降雪にみまわれる積雪地帯である。この地区の多くの河川は、山岳地帯に積雪として蓄積された水が、重要な水質源となっている。冬季間に流域に積もった雪は、春さきに融雪水となって流れだし、4~6月にそのピークを示す。石狩川の石狩大橋地点では、近年の資料を見るとその3ケ月間の流出量が年間流出量の4割強に達し豊富な水資源となっている。しかしながら、4~6月に急激に流れ出す融雪水は、滞水期間の極めて長い融雪洪水の原因になることがある。また、融雪期に大量に無効放流される融雪水が存在する反面、融雪期前後の期間は渇水期となりやすく、利水に悪影響を与える結果となっている。本長亜では、積雪を天然に貯えられている水と考え、その貯留現象を『積雪ダム』と定義し、これに積極的な人工的操作を加えることによる、より高度な利用法を、開発水量・コスト等を中心に探究したもので、『積雪ダム』のほか、融雪水の有効利用についても考察するものである。
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