国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 スランプロス低減型流動化剤の性能について

作成年度 1984年度
論文名 スランプロス低減型流動化剤の性能について
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(A-4)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
根本任宏
小長井宣生
抄録
近年、コンクリートの施工性および、品質を改善するために、高性能減水剤の一つである流動化剤を用いた流動化コンクリート工法がさかんに行われるようになり、数多くの流動化剤が市販されている。また、それらの性状についてもかなり研究されており、1983年には、土木、建築の両学会から「流動化コンクリート施工指針(案)」が発表された。しかし、従来の流動化剤は、流動化後の経時的スランプロスが大きいことや、凍結融解抵抗性が低下する場合があることなどが欠点とされている。このため、最近これらを改善した「スランプロス低減型流動化剤」が開発された。これを用いれば、通常のコンクリートと同様に、生コンプラントなどで流動化剤を他の材料と同時に添加することもでき、特に、単位水量の少ない硬練りコンクリートを流動化する場合には、製造時の品質管理上効果が大きいとされている。本報告は、このスランプロス低減型流動化剤を用いた流動化コンクリートについて、スランプおよび、空気量の経時変化や、圧縮強度、凍結融解抵抗性などの性質を明らかにし、従来の流動化コンクリートと比較、検討した。
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