国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 支笏大橋上部架設工について

作成年度 1984年度
論文名 支笏大橋上部架設工について
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(C-7)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
三上鴻彰
岩瀬徹也
西本藤彦
玉田昇
倉本忠博
抄録
一般国道276号、千歳市美笛峠は、倶知安町と苫小牧市を結ぶ幹線道路の、大滝村と千歳市との界にあり、急勾配急カーブで、夏期間の土砂崩れによる交通止が多く、又冬期間はナダレにより全面通行止となる等、交通の難所となっている。札幌開発建設部では昭和53年から、この峠解消の為、新ルートの改良工事が始められ、昭和59年秋の全面開通に向け急ピッチで工事が進められている。新ルート上においては大小8橋の橋梁架設となった。支笏大橋はこの8橋のうちの1橋であり、道内で初めての中路式ローゼ桁橋である。本橋のアーチリブの架設については、中路式ローゼ桁であることから、隅角部を含むアーチ部材の応力及び形状管理を設計計算にできるだけ忠実に反映させる必要がある、この為アーチリブの架設において多点吊り工法とした場合に生じる架設時応力の不明確な状態を避ける方法として、閉合に一点斜吊工法とする構造系を採用する事で、架設時応力状態及び形状変化を設計計算を忠実に再現する事に努めた。本橋では、中路式ローゼ桁橋の架設工法として、一点斜吊工法を採用するに当り・あらかじめ設計、製作時に架設上の配慮をしたので、以下にその概要を報告する。
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