国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 岸壁鋼管矢板に働く曲げモーメント分布について(その2)-前面浚渫による鋼管矢板の挙動-

作成年度 1984年度
論文名 岸壁鋼管矢板に働く曲げモーメント分布について(その2)-前面浚渫による鋼管矢板の挙動-
論文名(和訳)
論文副題 昭和58年度(G-6)
発表会 昭和58年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和58年度技術研究発表会
発表年月日 1984/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
津田修一
高橋総一
抄録
現在の矢板式岸壁の設計法では、砂地盤の場合、矢板断面はタイロッドと海底面を支点とする仮想ばり法により算定されている。しかし、海底面下では矢板に働く曲げモーメントが小さくなっていると想像され、この値が算定できれば海底面の矢板断面を減らすことができる。本調査は、完成時の土圧による鋼菅矢板に発生する曲げ応力を測定するだけでなく、打込みに伴なう残留応力の測定、及び、その動向、隣接杭の影響の測定も行い、これらを考慮することにより合理的な設計法の確立に必要な基礎データを得ることを目的とする。昨年度は、打込みによる鋼管矢板に発生する残留応力、隣接杭の影響について解祈を行い、1)設計時において、波動理論系の式により打撃応力を推定しておくこと 2)設計時において、残留応力を見込んでおくこと 3)矢板背後に隣接して基礎杭等が打設される場合、その影響は、b=7B(B:杭径)より広い範囲に及びこと が明らかにされた。今年度は、計画水深-12mに対して水深-8mまでの岸壁前面の浚渫が行われた。そこで、本報文では、浚渫により鋼管矢板に発生した応力の測定結果と解析について報告する。
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