土地基盤の整備にはかかすことの出来ない排水路の整備にあたり、いくたの研究と経験等を重ね、整備水準の向上とあわせ技術の改善を図りながら進められているが排水路の整備も低平地帯から丘陵地帯へと移り変って来ていることもあり、水路勾配が比較的急な自然河川を対象に施工すろようになってきた。このことから、改良した流路の安定性を高め排水路の機能を維持すろため、法尻と河床部にコンクリートブロックを用いた可撓式護岸(連結ブロック)を施すことが多い。この場合、路床がブロックにより全面被覆されずに(護岸水平垂長部が両岸より届かない)水路底面の中央部が被覆なしの状態となっていろ(通称2面ブロック)、この時は被覆ブロックの形状及び被覆度合によって中央部に流水が集中する傾向にあり、無被覆部の土砂が移動し易く、激しい洗堀を起す。それに伴って水平部のブロックが破壊を起し法面被覆ブロックの落下が連鎖的に生じる。このような現象は洪水時より、通常時に起きやすく部分的破壊が起っていろ個所に流量の多い流れが襲来すろと破壊個所の裏側に流水が回り、法尻、法面の土砂が流出し流路としてのバランスをうしない一気に水路全体が破壊する結果となる、このように破壊を起す要因と流路の安全確保について①無被覆部に流水を集中させないような被覆形状のあり方。②無被覆部の洗堀度合を小さくし即座に護床、護岸ブロックの破壊が起らないようなブロック施工のあり方。等を見い出す目的で試験を行ったので、その内容と結果の概要を報告する。 |